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2007年4月 9日 (月)

電動コーヒーミル ブラウンKMM30

■ヤフオクに出そうと思った
070222
8年ほど前から使っているブラウンのカフェセレクトという電動ミルです。現在はこのタイプのものはブラウンで製造していないので、情報を探すのに苦労しました。実は微粉が静電気で飛び散るし、自分で上手に淹れられないのはミルを使いこなせていないせいだと思い、ヤフオクで売ってしまおうと思ったことがありました。でも、当時1万円でコーヒー好きの私のために主人がかっぱ橋で買ってきてくれたものだし、ちょっと躊躇し、Webで情報を探してみました。

■発熱は少ないけど静電気はすごい
このミルは発熱が少ないと評価していたのが、こちらのページ。

  コーヒーミル製粉によるそば

挽きうす式だから発熱が少ないと書いているところと、発熱があると書いてあるところがあります。私の感想では、4人分ぐらいの量では発熱はあまり感じません。ただ、静電気がすごいのです。特に水分の少ないと思われる深煎りの豆などは、蓋を開けたとたんに、あたりに舞い散ります。コーヒー吹雪がみえねぇか!って感じです。

悩んだ挙句、このミルを勧めていたコーヒー屋さんのサイトを見つけ、掲示板で質問したところ、まさしく天の声が返ってきました。「自分なら壊れるまで使う」と。

それなら、と、もう一度挑戦してみようと、レンジの横に据え付けました。

天の声をくださったのは、ここの店長さん

  創作珈琲工房くれあーる

「店主のお薦めミル」で、KMM30を勧めています。


■微粉
有名な「エスプレッソの扉」によると、粉粒の大きさが不均一だと美味しくはいらないそうです。確かに、不揃いな粒子ではお湯の浸透や成分の溶解などの速度がばらばらでしょうから、旨みだけを抽出するのは困難になりそうです。

ちなみにこのサイトでは、豆挽きミルの性能評価で、KMM30は家庭用として最初に登場します。評価はいまいちです。

  エスプレッソ用の豆挽き(グラインダー比較)


微粉ってそんなにシビアなものなんだろうか? 試しに家にあった茶漉しで、微粉をふるって残った粉だけで淹れてみました。使ったのはTujimotoコーヒーさんのドリップコーヒーです。なんか味がすかすか。水っぽいコーヒーになりました。微粉を取り除くと味が変わるということだけは体感しました。

今までKMM30で挽いて上手に淹れられなかった原因は、もしかして微粉が原因かもしれない、と思いました。

微粉といっても、どのぐらいの細かさ以下を取り除けばよいのか、はっきり書いてある文献を知りません。「エスプレッソの扉」では50メッシュ(0.29mm=290ミクロン未満)を微粉と分類していますが、50メッシュ以下の微粉を取り除きさえすればよいのかという議論はありません。

個人の方のサイトでは、40メッシュ、50メッシュのふるいではうまくなく、60メッシュのふるいを自作されて、満足いく味になったという記事を書かれているところがありました。やはりこだわる方はいらっしゃるんですねぇ。

  COFFEE JUNKIES:オリジナル微粉セパレータの作成

確かに、粉の細かさにより、淹れるときのお湯の温度や通す速度を変える必要がありますから、粗挽きの粉ほど、淹れるときに微粉の影響を受けやすいということになるのは頷けます。

■微粉の取り除き方
色々読んでいて知ったのですが、業務用のミルでは風で微粉を吹き飛ばすものもあるそうです。

家庭用では、今はこんなものも売っています。

メッシュでできたシェイカーで、この中に挽いた粉を入れて振ると、微粉が取り除けるというものです。たぶんここ数年で発売されたものだと思うので、家庭でコーヒーを楽しむ人の要求が高度になってきたということでしょうか。お値段も2000円、私は買わないだろう価格帯です。

コーヒー屋さんのサイトでは、息で吹き飛ばしたり、静電気で取り除くという方法が書いてありました。なるほど、と思って、手元のKMM30をあらためて見ると、挽かれた粉がぶつかるところに、微粉の塊ができます。
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いつもはこれも下に落ちた粉と一緒に使っていました。微粉の塊は、おそらく静電気と微粉に含まれる油分で塊になって壁にくっついているのだと思います。試しに、この塊が下に落ちないようにそっと粉を取り出し、淹れてみると、とても美味しくまろやかなコーヒーになりました。この方法で微粉がすべて取り除かれたわけではないと思いますが、明らかに微粉の割合は減っているので、味わいに影響したのでしょう。それ以来、もったいないとは思いながらも、壁にくっついた微粉は捨ててしまっています。

だいたい4人分の粉を挽いて、茶さじ山盛り1杯以上の微粉は取り除けます。面白いことに、粗い粉を口の中で噛んでもえぐくはないけれど、微粉だけを舐めるとえぐいです。もしかして、最初からエスプレッソ用に挽いた粉は舐めるとえぐいのかしらん? 今度試してみましょう。

■KMM30の目盛り
最近いろいろ試してみて、だいたい決まってきました。目盛りは細1から粗14まであります。
・ペーパーフィルター用には11.5から12.5
・金属フィルター用には13から14
070222KMM30にはエスプレッソとペーパーフィルター用に目盛りが振ってあります。赤マジックの目印はエスプレッソを淹れていた頃に自分でつけたもの。

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コメント

こんばんは。

ブラウンのミルは、15年ぐらい前、学生だった頃に大学の

研究室用として使っていたことがあります。

書かれているのと同じことをしていました。

静電気で微粉がプラスチックの容器にくっつくので

個人的には、微粉が取り除けて気に入っていました。

微粉末の問題はやっかいですね。

ひとつひとつの素材への熱の加わり方を同じにするために

素材の大きさをそろえるのは、料理の基本ですね。

珈琲も、ミルで挽いたときに粉の粒の大きさがそろっていれば

珈琲の成分が溶け出してくるのをコントロールしやすくなり

理想だと思っています。

そう考えれば、微粉末は全部取り除いてしまうのがベストだと

思いますが、無駄になる珈琲の量が多くなるので

妥協しているのが現実ではないでしょうか。

手ごろな値段で微粉末がでにくいミルが欲しいですね。

投稿: robustFilter | 2007年4月10日 (火) 22時46分

robustFilter さん、いつも参考になる情報をありがとうございます。

まさか同じミルを使われていたとは…。しかも、同じように微粉を取り除いておられたんですね。

私は、ほんのつい最近になって、微粉が雑味の原因になることを知りました。なので、静電気で壁にくっついた微粉を使わなくなったのも、つい最近なのです。少々もったいない気はしますが、挽いてしまった粉ですし、微粉自体がオイルで湿ったように感じるので、保管せずに捨ててしまっています。もっと一度に大量に挽くのでしたら、微粉もたくさん出ますから、これを集めてエスプレッソなり、ウォータードリップなりできそうですが。

脱酸素剤を蓋の裏側に簡単に貼り付けられて、密閉できる粉入れをタッパーか何かで作ろうかとも思っています。脱酸素剤の話題もどなたかのコーヒー関連のサイトで見つけたのですがrobustFilter さんではなかったですよね? 

(近所の業務用スーパーで脱酸素剤100個だか500個だか入っているパックを見つけたのですが、これって、個包装になっていないので、個人向きではないですね。)

やはり、robustFilter さんのおっしゃるとおり、微粉を取り除くのではなく、微粉がそもそも出にくいミルが出て欲しいと思います。美味しいものを飲むには、多少の「もったいなさ」は覚悟しないといけないのでしょうか。

手挽きのミルのほうが微粉が出にくいように感じるのですが、いかがでしょうか。

投稿: コリデール | 2007年4月11日 (水) 16時07分

こんばんは。脱酸素剤は、ぼくのブログの「家庭用真空パック器」にリンクしてあるnaru8090さんが試していますね。大量に買うと個別包装されていないのが普通のようです。また、冷凍用とか使用する温度によっていろいろな種類があるようです。

丸元淑生さんの料理の本(たくさん出ているなかで、どのタイトルだったか忘れてしまいました。)では、脱酸素剤をいれてさらに真空パックしていました。タッパーは、空気が多すぎて脱酸素剤では酸素を取り除くのは難しそうです。せめて袋にいれて袋の中の空気がなるべく少なくなるようにして、脱酸素剤をいれて密封すれば、なんとかなりそうです。

微粉の少ない手挽きミルは、有名なところでは、スポングの珈琲ミルでしょうか。ぼくは使ったことがないのですが、モノクロ珈琲さんとかブログでは話題になっていますね。復刻版をユニオンがオリジナルミルとして販売しているようですが、電動ミルが買えるぐらいの値段です。それと、独特の形なので固定する場所を探すのが難しいかもしれません。

ぼくが使っている手挽きミルは、ザッセンハウスや、カリタのダイヤミルです。微粉は碾き臼タイプの電動よりは少ないようですが、ナイスカットミルと同じくらいでます。貧乏性のせいか微粉を捨てることができないので、気にしないようにしています。

個人的にはカフェ・ド・ランブルのサイトに書かれている開発中のミルにひそかに期待しています。値段が気になるところです。

投稿: robustFilter | 2007年4月11日 (水) 23時17分

robustFilter さん、こんにちは。

なるほど、脱酸素剤は、真空パックをした最後のもう一押し、念入れという意味合いのようですね。

きゅっぽんきゅっぽんと音がするバキューム容器とポンプを珈琲問屋さんで昔買いました。それを使ってみようかしら。…といいながら、きょうも微粉を捨ててしまいました。

スポングのミル、ネットで検索したらどんなものか分かりました。かなりアンティークで頑丈な感じですね。

カフェ・ド・ランブルさんの開発中のミル、どんな仕組みを考えていらっしゃるのでしょうね。もしかして、家庭用で均一な粒に粉砕できるミルを開発したらうれるでしょうね。

投稿: コリデール | 2007年4月12日 (木) 16時41分

こんにちは。

はじめまして。デザインが好きで、前々からほしかったこのブラウンコーヒーミルkMM30を、譲り受けたのですが、汚くてどうしようかと思っています。本体の部分は絶対に水で洗わないでくださいとあるので どうしたらよいのでしょうか?素人なので、いろいろ教えていただければ、嬉しいです。よろしくお願いいたします。

投稿: 水玉 | 2007年5月 2日 (水) 22時11分

水玉 さん、はじめまして。コリデールです。

KMM30を入手されたんですね。色は白ですか?

確か付属のブラシとキャップの柄をスクレーパーとして掃除するような想定なんだと思いますが、それじゃ絶対きれいにならないですよね。

長年ついた油分を含んだコーヒー粉は頑固にこびりついているでしょうし、臭いもすると思います。

私も久々に出したときは結構途方に暮れました。

今どのようにしているかは、写真を撮ってからご紹介しますね。

ざっと書きますと。

普段の手入れ:

使ったら、すぐにコーヒー粉が出てくる口を下にしてぽんぽんとたたき、なるべく粉が内部に溜まらないようにする。

週に1回は、豆を投入するカップもはずして洗います。

オーバーホール:

歯ブラシとエアーダスターを使います。あと爪楊枝と綿棒。

詳しくはまた後ほど。

投稿: コリデール | 2007年5月 3日 (木) 09時33分

コリデールさん、お返事ありがとうございます。色は白です。

オーバーホールなんですが、ネジが外から見当らないのですが、どこから外していけばよいのでしょうか?

とりあえず、歯ブラシと掃除機で外から見える分はきれいにしてみました。

コーヒーの豆やさんに聞きましたら、オーバーホールするか、何回か捨てるつもりで豆をひいていくか、中がカビてたらもう仕方ないからブラウンにオーバーホールを頼んだら1万円かかるから新しいミル買ったほうがいいと言われてしまいました。

どうしたらいいでしょうか?

アドバイスお願いいたしますー

投稿: 水玉 | 2007年5月11日 (金) 21時04分

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